內容簡介
一直以來台灣和日本的關係緊密,而日本又是如何看待台灣?
本書以報章媒體的記載為文本,剖析1874年的「台灣事件」(牡丹社事件),進而發掘日人眼中的台灣印象。
1874年の「台湾事件」は、日本政府にとって、琉球の帰属問題、植民地の獲得及び経営、近代化に邁進する文明国としての自己認識など、きわめて広範な問題に及んだ事件であった。一般の日本人は、この事件をきっかけに台湾の存在を知るようになった。本書は、日本における台湾認識の形成という問題に焦点をあて、当時の新聞の台湾言説を幅広く分析したものである。
「台湾事件」に関する新聞の報道は、当初、政府による情報統制のため、十分なものとは言えなかった。そうしたなか、海外の新聞記事の翻訳や日本最初の従軍記者岸田吟香の『東京日日新聞』での連載記事を通じて、徐々に事件がより詳しく報道されるようになり、日本人の台湾像に多大な影響を及ぼしていった。本書は、当時ようやく発達しはじめた新聞に記載された台湾に関する多様な言説を、外字新聞の翻訳記事、吟香の台湾での体験など広範な角度から分析することで日本における台湾像の形成を跡付けたものである。
1874年的「台灣事件」(牡丹社事件)對於日本政府而言,不僅是琉球的歸屬問題,還包含了殖民地的取得與經營、做為邁向近代文明國家的自我認知建立等範疇更為廣泛之問題。而一般的日本人也以此事件為契機,開始知道台灣的存在並進一步地認識台灣。本書將分析的焦點聚集在日本對台灣認識的形成上,從多種角度分析當時新聞媒體中關於台灣報導的言論。
在事件剛發生時,有關「台灣事件」的媒體報導因受限於政府箝制,未能發揮應有之功能。而後,透過翻譯國外報紙的報導,及日本最初的隨軍記者岸田吟香刊登於《東京日日新聞》上的連載,事件的詳細内容才逐漸為人所知。本書是以上述二者為主要分析文本,探討當時才正起步的日本新聞媒體中關於台灣的多樣性言論,進而了解日本人所抱持的台灣印象是如何形成的。
作者簡介
作者簡介
陳萱
東京大学総合文化研究科比較文学比較文化専攻学術博士。台湾大学日本語学科兼任助理教授。専門は台日の比較文学・比較文化、および日本文学における台湾表象。主な論文に「北原白秋の見た植民地台湾――華麗島への憧憬と異郷への反撥」(『比較文学・文化論集』第28号)、「野上彌生子の植民地台湾の旅――感覚描写を通じた台湾認識」(『比較文学研究』第69号)、「表象の中の「日月潭」――植民地時代の日本人作家による表現から」(『日本文学における台湾』、中央研究院人社中心亞太區域研究專題中心)などがある。
日本東京大學總合文化研究科比較文學比較文化研究室學術博士。台灣大學日本語文學科兼任助理教授。專長為台日比較文學、比較文化,以及日本文學中的台灣書寫。已發表的主要論文有:〈北原白秋の見た植民地台湾――華麗島への憧憬と異郷への反撥〉(《比較文学・文化論集》第28號)、〈野上彌生子の植民地台湾の旅――感覚描写を通じた台湾認識〉(《比較文学研究》第69號)、〈表象の中の「日月潭」――植民地時代の日本人作家による表現から〉(《日本文学における台湾》,中央研究院人社中心亞太區域研究專題中心,預定出版)等。